一后一兆 棗 / 不審庵 宗偏流 十代 山田宗囲 書付 山荘人形廻図

一后一兆 棗 / 不審庵 宗偏流 十代 山田宗囲 書付 山荘人形廻図
作家名一后一兆 / 不審庵 宗偏流 十代 山田宗囲
作品名棗 山荘人形廻図 蒔絵
買取価格25,000
ジャンル茶道具
買取エリア 東京都 清瀬市 中清戸
買取方法出張買取

この作品について

東京都清瀬市中清戸より、一后一兆の棗(不審庵 宗偏流 十代 山田宗囲 書付)をお譲りいただきました。

一后一兆(いちごいっちょう)は石川県に生まれた輪島塗で有名な蒔絵師です。
日展で複数回入選を果たし、第2回聖徳太子展で入選、第1次美術工芸技術保存に認定、第8回現代美展で最高賞を受賞、第5回日本工芸展で入選しました。
皇太子美智子妃に「水蒔絵硯箱」をお買上されました。また、輪島市勢功労者にも選出されました。

宗偏流 十代 山田宗囲(やまだそうい)は、宗偏流の八代 山田宗有(やまだそうゆう)の息子として生まれました。姉に九代 山田宗白(やまだそうはく)がいます。
宗徧流 明道会では副会長そして会長を務めました。
父 八代 山田宗有が他界し残した遺言により、九代 姉の後、十代 家元を継承されました。
長い間「山田宗囲」を名乗っておりましたが、小笠原家への依存の為、武家茶道へ偏っていた宗徧流を「自由闊達な茶風に戻したい」という理由から原点回帰するため、「山田宗徧(やまだそうへん)」へと襲名されました。
その他にも重要無形文化財に指定、トルコ文化勲章や公務や公共的な職務に長期間にわたり尽力された人に贈られる3番目の等級の勲三等瑞宝章を受章するなど実力が高く認められた作家です。

本作は山荘人形の図が蒔絵で描かれております。共箱が付属しており、蓋裏に山田宗囲の書付が入っております。
状態は欠けがあり残念でしたが人気作家の作品、書付が入っておりましたのでお客様に満足いただける査定で買い受けいたしました。

作家情報

一后一兆 / 不審庵 宗偏流 十代 山田宗囲について

一后一兆(いちごいっちょう)
1898年 石川県に生まれる
1930年 第2回聖徳太子展 入選
1943年 第1次 美術工芸技術保存認定
1946年 第1回日展 入選
1947年 第3回日展 入選
1948年 第4回日展 入選
1950年 第6回日展 入選
1951年 第7回日展 入選
1953年 第9回日展 入選
1991年 永眠
その他
第8回現代美展 最高賞 受賞
第5回日本工芸展 入選
皇太子美智子妃「水蒔絵硯箱」買上
輪島市勢功労者

宗偏流 十代 山田宗囲(やまだそうい)
本名:山田長守 後名:山田宗徧

1908年 八代 山田宗有の息子として生まれる
東京帝国大学(現:東京大学)法学部 卒業
興銀 入る
父が経営していた三島製紙 常務 務める
宗徧流 明道会 副会長、会長 務める
父 八代 山田宗有 他界し、姉 九代の後、十代 家元 継承
山田宗囲を名乗るが後に「自由闊達な茶風に戻したい」という理由から原点回帰すべく、「山田宗徧(やまだそうへん)」襲名
重要無形文化財 指定
1980年 トルコ文化勲章 受章
1985年 勲三等瑞宝章 受章
1987年 永眠

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