九代 大樋長左衛門 識箱 黒平茶碗 浅野焼

この作品について

九代 大樋長左衛門 識箱の浅野焼 黒平茶碗をお譲りいただきました。
八代 大樋長左衛門の長男として生まれ、1927年に九代を襲名し　大徳寺488代全提要宗より印「大樋」を授かりました。大阪阪急百貨店で開催された「十二月展」で注目を集め人気を博しました。1942年に工芸技術保存作家の指定受け、高松宮宣彦親王殿下大樋家・工房御台臨 栄誉受けました。日本工芸会 正会員となり、日本工芸会展 毎年入選、第14回金沢市文化賞 受賞、裏千家 淡々斎茶道文化賞 受賞などを果たし、裏千家 十五代 鵬雲斎御家元より 号「陶土斎」賜った作家です。
作家名はありませんでしたが、人気な九代 大樋長左衛門の識箱で、状態も比較的良好でした為、お客様に満足いただける高い査定を付けさせていただきました。

作家情報

九世 大樋長左衛門 識箱について

九世 大樋長左衛門
隠居名：陶土斎

1901年　八代 大樋長左衛門の長男として生まれる
1927年　九代 襲名　
　　　　 大徳寺488代全提要宗より印「大樋」を授かる
1936年　大阪阪急百貨店「十二月展」注目を集める
1940年　近衛文麿 内閣総理大臣「長左衛門」、弟 近衞忠麿「大樋」の自筆を授かる
1942年　工芸技術保存作家 指定受ける
1954年　高松宮宣彦親王殿下大樋家・工房御台臨 栄誉受く
1958年　日本工芸会 正会員
戦後、日本工芸会展 毎年入選
1960年　第14回金沢市文化賞 受賞
裏千家 淡々斎茶道文化賞 受賞
1977年　裏千家 十五代 鵬雲斎御家元より 号「陶土斎」賜る
晩年、高台を土見せとして黒茶碗を主に手掛ける。