13絃 琴　くり甲、玉縁包み、綾杉彫り、龍舌螺鈿蒔絵(正水銘)

この作品について

東京都世田谷区下馬より13絃の演奏会用 琴をお譲りいただきました。

本作は琴の本体である甲と裏板の繋ぎ目がわからないように側面を斜めに削り合わせる事で継ぎ目が見えなくなり、更に音の反響が美しいという点から琴の中では最も最高級の構造であるくり甲となっております。
龍頭にある柏葉という箇所に縁だけあるが玉縁包みと言いうものになっております。玉縁包みは最高級な装飾ですが、同じ玉縁包みでも象牙を使用したものがありそちらの方がランクが高く査定もアップします。
裏面の音穴から中を覗くと、綾杉彫りという装飾がされております。子持ち綾杉彫りと似ておりますが、ランク的には子持ち綾杉彫りの方が高く人気があります。
また、龍舌は「正水」の銘と螺鈿蒔絵が全体的に入っております。

本作は使用感による傷等ありましたが買取強化中の玉縁包み、綾杉彫りのお琴でしたのでお客様に満足いただける査定で買い受けいたしました。

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